2007年12月のプチ日記

 

12月29日(土曜) 深夜

 年末なので掃除でもしようかと思って、自分の部屋を見回していた本日でした。

 けっきょく見回しただけで掃除はしなかったものの、ひとつ気がついたことがあった。

 何年も同じ部屋で暮らしていると、いろんなグッズに自ずと「定位置」が決まってくる。考えてみれば当たり前の話なのだが、改めて刮目してみると、置き場所がそこに決まっていった経緯が思い出されてちょっと可笑しい。

「ペットボトル on DVDデッキ」
DVDデッキはなぜか、2リットルのペットボトルを置くのにちょうどいい。
 
「洗濯物 on テレビ」
テレビの奥の上スペースは洗濯物カゴを置くのにドンピシャ!最善手。
 
「カメラ on 本棚」
本が増えてきたのに伴い、コンパクトカメラが縦置きになりました。
 
「ナイフ on 本棚」
テープとか切ったり、ちょっと果物をむいたりするのに便利なので、ここに。
「消毒液 on サージカルテープ」
ここに置く必要などないのだが、丁度サイズが同じだと置きたくなる例。
 
「石鹸 on 本」
これは横の長さがピッタリ同じだと置きたくなる例。
 
 
「各種ボンベ on 棚の上」
無意識のうちに、バーで酒瓶が並べられてるのを意識していた気が。
 
 

 …ただ単に、部屋が狭いので、なんでもかんでも本棚に置いてるだけのような気もしてきました。

 

12月27日(木曜) 深夜

 月末が近づいてきたので、今月のごはんでも。

 今回はチョット奇をてらって、詩的な叙情を重視してみました。

「牛肉と野菜と愛のカタチ」
今夜はコイツで愛を語ろう。
「豚肉&のんびり屋さん炒め」
ペルシャ猫を片手にね。
 
「キャベツとポテトのラブポエム」
ビギン・ザ・詩吟。
「ひよこのオトナの足のカレー」
ピヨピヨくんがオトナになった日。
 
「愛・おふくろさん」
おふくろの味って懐かしいよね…。
「切ない両思いプレート♪」
ときには祖祖母のない子のように。
「小麦粉に抱かれ隊」
禁じられた遊びはエロじゃないって。
 
「牡蠣と森の妖精のうどん」
妖精たちも鰹出汁で水浴び中。
「気まぐれシェフの仁義パスタ」
沈黙を共有したいから…。
「カレー臭だってエクボだもん!」
自分のこと小生っていってもいいよ!
 
「おしどり海老夫婦」
秘するが花。
「ほんわかSM」
だって微笑が絶えないんですもの。
「ミートソースなんて大嫌い!」
もう、イケズぅ!! 
「いたずらペンネの逮捕騒動」
オレ、そんなつもりじゃ…。
「ぶうぶう坊やの角煮」
ボクらの脂身はさいこうだヨ!!
 

  もうバカ! 本当にバカだ。

 

12月26日(水曜) 深夜

 めんどくさい仕事を同僚に押し付けるコツ。

 ぼくは気が弱いので、正面切って同僚に仕事をお願いするのが苦手だ。たまにお願いしてみたところで、慣れないことをしても上手くいかないのが世の常、体よく断られるのがオチである。かといって、めんどうな仕事は誰かにやってもらいたい。

 たとえば手元に、15分くらいかかる書類整理の仕事があるとする。でもめんどくさいので、誰かにやってもらいたい。

 そこでまずは、低姿勢で同僚に打診してみる。

 「この書類整理の仕事…ヒマならお願いしたんですけど、いま忙しいですよね?」

 答えはだいたい決まっている。「そうですねえ、ちょっと今忙しいんで……」

 しばらく経ってから、今度はありもしない仕事をでっちあげて、同じように頼んでみる。それも一時間以上かかりそうな作業をである。

 「このデータベース化されていない情報、取引先ごとにまとめて要約してもらえると助かるんですけど…やっぱり無理ですよね?」

 案の定、「急にそんなこと言われたって無理ですよ!」と返される。ここで言うのだ。

 「この要約作業と、さっきの書類整理の作業、どっちかでいいんですけど…どっちならお願いできそうですか?」

 これで結構、前者のOKをもらえるから、世の中イイカゲンなものですな。

 

12月25日(火曜) 夜

 本日の表札。

 …こういうのをそのまま載せていいのかどうか迷うが、材木さんである。表札にちゃんと木を使っているところも、正に「名は体を表す」。まるで漫画の登場人物のような名前だが(もちろん材木屋のおやじ)、きっと彼なりに苦労はあったのだろうとお察しする。

 たとえば小学校の図工の時間には、木材を使って彫像を作る課題があったことだろう。そして最後に名前を張って展示される。…が、彼の作品だけ「材木」。いくらがんばって熊の木彫りとか作っても材木。

 あるいは理科の授業では、鉢に朝顔のタネをまいたことだろう。そして名札を立てて校庭に並べるも、彼の鉢だけ「材木」。なにを植えてるのかと思えば材木、事情をしらぬ人が見たらいったい何かと思う に違いない。

 こう考えると、表札にフルネームが記されているのも納得がいきますな。

 もしも苗字だけだったら、「木片に材木と書いてある」だけの話になってしまい、おぬし大きく出たなと思われるのがオチだからである。

 

12月24日(月曜) 深夜

 クリスマス前後が「デリケートな時期」だという意識すら乏しくなってきておりますが。

 ひまなので家で映画やコント集を観て過ごしていたら、見知らぬ連絡先から電話がかかってきた。おそるおそる出てみたところ、「京都高島屋6階、台所用品売り場の○○と申します。ご注文の品が届きましたので、ご来店お待ちしております」とのこと。

 そういや先月、圧力鍋の「圧力調整おもり」を早速紛失してしまい、全く圧力をかけられなくなって困っていたのだ。購入した高島屋にすぐ出向いて注文したものの、「在庫がないのでフランス本社から取り寄せることになるので云々〜」と言われて、今までひたすら待ち続けていたのだった。

 それが今ごろになって、よりによってクリスマスイブに届くとは。さてはTファール本社の粋な計らいか。クリスマスプレゼント・フォー・ユー! 

 プレゼントの楽しみのひとつは意外性と言われるけれど、あまりにも意外なプレゼントにクラクラしております。圧力調整おもり。…いったいぼくが何をしたというのだ? それとも前世が悪いのか!? クリスマスイブに「おもり」をゲットした人が果たしてどれだけいるだろうか。

これです、圧力調整おもり。 やった! クリスマスだー!!

  でもせっかくなので、圧力鍋で煮豚をつくって一人で喰いました。プシュー。蒸気とともに気も抜けますわ。

 

12月21日(金曜) 深夜

 職場ではメインの仕事以外に、いろんな雑用を担当させられている。

 新たな雑用が発生する度に白羽の矢が立てられ続けた結果、「ぼくだけがやっている業務」がいくつも存在することになった。

 その中には、イヤな仕事もあれば、けっこう楽しい仕事もある。そして最近心がけているのは、「イヤな仕事はなるべく楽しそうにこなして、楽しい仕事はなるべくイヤそうにこなす」ということ。

 楽しそうにやっていれば、他の社員も興味を抱いて「私も担当してみたい!」となるだろうし、イヤそうにやっていれば、「あの仕事はずっと名倉にさせておこう」となったらいいなという目論見である。

 そういや、居酒屋なんかでメニューを注文すると、バイト店員が「喜んで!」と即答するチェーン店がある。つまり、そういうことなのかもしれませんな。

−−−

 さて本日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてます。

 今回のテーマは「竹川たばこ店インタビュー」。 京都は四条烏丸にある「竹川たばこ店」の店長さんにインタビューしたレポートです。諸事情あってクソ真面目な記事になっておりますが、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

 

12月20日(木曜) 深夜

 人から借りた本って、なかなか読む気にならないから困る。

 あまり長いこと借りっぱなしだと迷惑だよなァとか、早く読んで感想のひとつでも言わなきゃとか思うと、ますます義務的な感じがしてきて手が遠のいてしまうのだ。そもそも自分から「その本おもしろそうだから貸してよ」と頼んだものなのに、いったい何やってんだと、つくづく情けなくなってくる。

 それでも当初は、なるべく目に付くようにと思って机のうえに置いたりするのだが、すると今度は「読めてない本が眼前にある」というプレッシャー&認知的不協和につくづく嫌気がさしてきて、とりあえず本棚の奥のほうに仕舞いこんでしまったりする。こうなったらもう、文字通り「お仕舞い」である。

 せっかく借りた本なのだから、はやく読んで自分の見聞を広めたい。こういう助平根性がいけないのかもしれないが、放っておくとやはりテレビやネットに目が行ってしまう。本のほうが興味深いことは頭では分かっているのだけれど、つい易きに流れてしまうのは性格だから仕方がない。

 おなじ登山するならアルプス山系のほうがキレイで楽しいことは分かっていても、面倒でつい近場の比良山とかでお茶を濁してしまい、たいした苦労もない代わりにこれといって感動も味わえないようなものだろうか。

 やるなと言われると即刻実行するものの、やれと言われるといつまでたっても手をつけられない。…こんな習性をなんとかしたいと心から思う。しかし習性というのは、そうそう変わらない傾向であるから習性と呼ぶのであって、これをなんとかしようと考えるほうが間違っているのだろう。

 ちなみにぼくは、人に本を貸すとき、早く読んでほしい一心で言い添えてます。

 「忘れた頃に返ってくるのが嬉しくて貸すんやから、あんまり早く返さんといてよ!」

 

12月19日(水曜) 深夜

 身近にある食製品をよく見てみると、けっこうデカいことが書いてあっておかしい。

 これはカトキチのレンジご飯であるが、「ごはんの歴史が変わる!!」「食卓の常識をくつがえす」「21世紀の主流ごはんは、これで決まり!」などという文面がずらりと並ぶ。たしかに便利ではあるけれど、果たしてそこまでのものか!? おぬし大きく出たな、感は否めない。

 これはスナック菓子「スパイシーコパン」の裏面。タンドリーチキンが美味しいのは認めてもいいが、「太陽より熱い美味しさは何か」と尋ねられて「今なら迷わずこう答える」ようなものではない気がする。それにそもそも、あんたスナック菓子でしょうが。

 日本人ならもっと謙虚精神を発揮して、「誠に貧相なレンジ飯ではございますが、お忙しいときにひとつ〜」くらいの文面をしたためて欲しいものですな。

 

12月18日(火曜) 夜

 買いたい本があったので近くの本屋に行った。

 近所だったので自転車で行ったのだが、目当ての本を購入したのち五分くらい書棚を冷やかして店を出たら、その間に自転車が撤去されていた。ありゃー。

 おまけに撤去された自転車の保管庫は交通の便が悪いところにあり、四十分ほど歩いて取りに行ってきた。おかげで適度なウォーキングができたので、撤去されて本当によかった。もし撤去されていなかったら、今ごろ運動不足で死んでいたかもしれない。

 たった五分間本屋にいただけで撤去されたなんて! 最近どんどんツイてきてます。

−−−

 本日のプレートです。某所の駐車場にて。

 「このプレートが車の衝撃で落下しても責任は負えません」というメッセージ以外にはとくに何も書かれていない。ということは、このプレートは純粋に「落下しても責任は負わないため」に吊るしてあるんだろうか。実用的な目的はとくにないけれど、落下したときに責任を負わないためのプレート。

 まさに前衛芸術ですな。アートのある街は危なっかしくて仕方ありません。

 

12月17日(月曜) 夜

 本日のゴミ。

 「ゴミは自分で持ち帰りましょう!」という掲示がゴミになっている。掲示は誰のものでもないから(市とか自治体のものか)、誰も持ち帰らない。その結果、ぶさまな姿を路傍にずっとさらし続けているという次第。

 ゴミを持ち帰らないとこんなことになるんですよ! という「視覚に訴える掲示」だと思えば、いいアイデアなのかもしれませんが。

 

12月16日(日曜) 深夜

 普段メガネをかけてない人がたまにかけている、という場面に出会うことがある。

 こういうとき、ついついお世辞半分に「メガネをかけると知的に見えますね!」と言ってしまうのだが、これが落とし穴なので要注意である。「メガネをかけてないときは阿呆みたいですよ」という意味に受け取られることがあるからだ。

 したがってここは、「メガネをかけると、ますます知的に見えますね!」と言わなければならない。

 女性が髪を切ったときも同様である。「ずいぶん爽やかになりましたね!」などと口走ろうものなら、「今までは鬱陶しかったってこと!?」と逆ギレされる危険性がある。ここはやはり、「今までよりも一層爽やかになりました ね!」だとか「これまでとはまた違う軽やかさが感じられます!」だとかいう風に言うべきだろう。

 もしも相手が、どう見ても似合っていない髪形になっていたとしても、「前のほうがよかったですよ」と指摘するのは言語道断。かといってウソをつくのも憚られるという向きは、「イメージを変えてみられたんですね!」という具合にうまくかわすのが大人のルールでありましょ う(イメージという言葉には本来プラスの意味もマイナスの意味もないが、日本で言うとなんとなくいい意味になるから、こういうときに便利です)。

 なお、自分が散髪したときに、相手から「前のほうがよかったんじゃない?」と言われたからといって、逆上してしまうようではいけない。ここはひとつ、真摯な表情のひとつでも作りながら、「本音を正直に言ってくださる人って、ほんとに宝のような存在です!」と切り返しておきたいところ。

 同僚が仕事で大失敗をやらかしても、「こんなに大きな失敗って今年に入ってからまだ初めてですよね? いままで失敗しなかったコツを教えてください!」と、当たり前のように感激できるのがプロのオトナというもの ですから。

 …自分ができないことは、こうやって自分に言い聞かせるのがいいかと思って書いてみました。精進します。

 

12月14日(金曜) 夜

 本日のベンリー(ネットで拾い集めたキャプチャ画面です)。

ベンリー袋
 
ベンリーバック(バッグにあらず)
 
ベンリーマスク
 
ベンリーテント
 
ベンリーランドリー
 
ベンリー余熱調理鍋
 
ベンリーバイク
 
ベンリードレス!
 
タッチナイフ・ベンリー君
 
バスベンリー
 
ベンリーガーゼ
 
ベンリー寺島(交通の便がいい?)
 

 「ベンリ」ではなく「ベンリー」と伸ばしたくなる気持ちはよく分かるけれど、こうして並べてみるとちょっと阿呆みたいですな。

 

12月13日(木曜) 深夜

 職場の同僚A君が上司から叱られて、しょげながらデスクに帰ってきた。

 なんでも、「自分の仕事は人に頼らずに自分で考えてやれ! もっと主体性を持て!」みたいなことを言われたらしい。たしかにA君は、何をするにも周囲に意見を求めて、是認を得てからでないと行動しない節がある。

 で、上司の言うことにも一理はあるなァと思いながら聞いていたのだが、続くA君の言葉に椅子からずり落ちそうになった。

 「オレだって自分なりに考えて行動してますよね? オレって主体性ありますよね!?」

 …ちょっと待て。こんなことを人に訊いてる時点でダメではないのか。自分に主体性があるかないかくらい、主体性を持って自分で決めんしゃい。

 「オレって、人に確認とか絶対しないですよね?」
 「オレ、めちゃくちゃ謙虚なんすよ!」
 「I can't speak English!」

 こういう類の自己撞着は以前から大好物ではあるんですが、不意打ちされると唖然としてしまいますねえ。

 

12月12日(水曜) 夜

 また FUZEI 写真でも。

朝顔の元気なあいさつ 朝焼け自宅旅情
夕焼けはぼくのもの 夕陽と新芽
都会の落ち葉ロード ペースト状おかあさん(だし入り)

 落ち武者ヨーグルト。

 

12月11日(火曜) 深夜

 昨日の日記で思い出した。

 同僚の某さんは数年前、長年付き合った女性に公園で別れ話を切り出したらしい。で、長い沈黙が訪れようとしたそのとき、ちょうど廃品回収車が通っておかしな雰囲気になったのだという。

 「♪ご使用済みのォ〜 古雑誌、古新聞、ぼろ切れなどございましたらァ〜 お気軽に声をおかけくださーい。ちり紙と交換いたして〜おりまーす」 

 当初はお互い笑いを押し殺しつつ、神妙な表情を必死にキープしていたものの、とうとう女性のほうがこらえきれずに噴き出してしまって。結局ふたりとも大笑いしながら、「うん、別れよっか」てなことになったんだとか。

 なんかいい話なので今でも心に残っているエピソードのひとつです。コメディー、かくあるべき。

 

12月10日(月曜) 深夜

 何年かぶりにDVDで『ダウン・バイ・ロー』観た。

 脱獄した3人の男の珍道中を描いたストーリーなのだが、彼らはいつまで経っても草原をさまよい続けたすえ、そのうちの2人がもめて殴りあいのケンカを始めてしまう。ちょうどそこにもう1人の男が、食べるために捕まえた野うさぎを手にしながら帰ってくる。そして慌てて、野うさぎを2人の間に差し入れながら仲裁に入るのだ。

 「うさぎを捕まえた! ケンカせずみんなで食おうよ!」

 殺意みなぎる2人の間に、だらしなく垂れ下がったうさぎが位置し続ける展開に思わず噴き出してしまったわけでありまして。うさぎで仲裁。

 いやはや、ケンカはコントの宝庫ですな。

 そういや先日、酔っ払い同士が街角で激しく口論していたとき、片方が何度もクシャミし始めて一挙にコントっぽくなってたのを思い出した。

 

12月9日(日曜) 深夜

 飲み会が続いたり、東京に行ったりしておりました。その間にあったことなど。

◆相手と「にらめっこ」で勝負したとき、これから自分がやろうとしているおかしな顔を想像して、一人で噴き出してしまった。開始0.5秒にして、にらめっこオウンゴール。いろんな意味で、かっこわるいことこの上なしのひと時でした。

◆SF映画に登場するエイリアンが排便しないのはリアリティがない! という積年の思いを熱く語った。エイリアンだってプレデターだって、エサを食べればうんこするのだ。人間を襲うプレデターにしても、ときにはコロコロッとうんこを落とすシーンが収められて然るべきではないか? 『インディペンデンス・デイ』なんかもUFOから糞をポロポロッと落されるカットが多少はないと齟齬をきたすのではないか? …と語ったところ、先方から「でも普通のドラマ映画にトイレシーンなんて出てきませんよね」と指摘されて多いにへこむ。

◆東京にて皆さん、PDAやらノキアやら使いこなしておられて。悔しいので「ぼくもネットで電車の時刻表とか検索したパソコン画面をデジカメで撮って持ち歩いてますよ」と披露してみたところ、大いに失笑されて唇を噛む。

 あと、東京で5年ぶりくらいにファミレスで食べました。ファミレスって美味しいなァと静かに感動。

 

12月7日(金曜) 深夜

 たまに出勤する支部は敷地が小さいので、オフィスのデスクとトイレとが目と鼻の先にある。

 およそ3メートルくらいの距離しかないから、用を足すときの音がモロに聞こえる。入っているのが男性か女性か音で分かるのはもちろん、小か大かまで分かってしまうのだ。小心者のくせに自意識過剰なぼくにとっては、これがすこぶるつらい。

 最近ではもうあきらめて、自分の音が聞こえてもお互いさまだと開き直っている。支部勤務の女性社員たちとは未だにぎこちなく敬語で喋る間柄だけれど、それでもお互いの排尿音を聞きあっている仲なのだ(音消しのため水を流しても聞こえる)。

 ただ、今でも唯一気になるのが、おならをするときである。

 ぼくはおならを我慢すると腹が痛くなる体質なので、したくなったらすぐトイレに行って出すようにしている。しかし、おならの音を聞かれるのは恥ずかしい。なので、足を広げて肛門を広げたうえで手でつよく押さえてサイレンサー効果を十分に期したうえで、水を流しながら放屁している(これだけは誰にも見られたくない姿だけれど)。

 音消しのために一回だけ水を流してトイレから出るのはおかしいので(普通は二回流す)、勿体ないとは思いながらも、さらにもう一度水を流している。付け加えるなら、一回目の「音消しのための水洗」のときは、音にリアリティを出すために洗面台の蛇口を軽く開く。小便の音を模すためである。

 音消しのための水流に、擬似の排尿音を付け加えなければならないという矛盾。こら地球もダメになるわ。

 

12月6日(木曜) 深夜

 インフルエンザ予防に「人がたくさんいる場所に行かないようにしましょう」と言われても。

 予防のためにしばらく仕事を休ませてもらえたら嬉しいけど、長期休暇の申請理由に「インフルエンザ防止のため」と書く勇気はありませんわ。

 この調子だと街の病院も、「インフルエンザ防止のため、しばらくお休みいたします」なんてことになるんでしょうか。

−−−

 そういや、看護婦さんが看護師さんと呼ばれるようになっているらしい。

 「〜婦」というのが男女差別的であるし、今は男女問わず看護職に就いているからというのがその理由と聞くが、慣れ親しんだ言葉がこうして消えていくのはなんとなく寂しいものだ。

 「〜婦」という言葉などほかにいくらでもある。だったら売春婦は売春師、主婦は主人になるんだろうか。

 それに世の中を見回してみれば、女男差別だと思うような言葉だってある。たとえば婦人科はどうだ。女性特有の病気は以前から専門科がある一方、男性だけを専門に診てくれる診療科などありゃしない。近頃はED科なんていうのが登場しているようだが、これ言い換えればインポ科であって、決して「殿方科」に相当するようなものではない。

 だったらこの際、新郎新婦なんかもまとめて「新人」にしてしまえ。

−−−

 さて本日、Go smoking に連載しているコラムが更新されてます。

 今回のテーマは「パイプたばことマインドフルネス」。 パイプたばこが美味しい季節になってきたことにかこつけて、最近ちょっと興味をもっている心理学の話題についてクソまじめに書いております。

 よろしければご覧いただけると嬉しいです。

 

12月5日(水曜) 深夜

 先日、野暮用で久しぶりに実家に帰った。

 「晩御飯の用意もあるから、来る日は前もって教えといてや」と母から言われていて、帰ってみたらビーフステーキが用意してあったので嬉かった。

 ご馳走といえばビーフステーキ、これだけは未だに親子の共通認識である。あと、なぜかおでん。母いわく、「あんた、一日経ったおでん好きやったやろ。昨日から作っといたんや」。いやまァ、確かにそうだけれど。厚意は素直に嬉しいのだけれど。

 最大のごちそうがビーフステーキ+おでん。実家に帰ったな、と思うひとときである。

 でも、ビーフステーキは肉が上等なので美味しかった。いくらがんばっても上等の肉には勝てないから悔しい。

−−−

 ちなみに揚げ物だけは、実家よりも自分で作るよりも、店で食べたほうが断然美味しい。

 家庭だとどうしても揚げ油をケチるので、カラッと仕上がらない。一方、店では大きなフライヤーで揚げるから、適当に作ってもパリッと美味く仕上がる。

 そういや、学生時代バイトしていた洋食屋ではフライヤーがひとつしかなかったので、トンカツもミンチカツもエビフライもドーナツもすべて同じ油で揚げていた。その結果、エビフライが立て込んでいるときにドーナツの注文が入ると、エビの風味がしっかり利いた高級感あふれる(?)ドーナツに仕上がるのだった。

 さすがにこれはマズいんじゃないかと思って店長に申告したら、逆に叱られた。

 「なんで客に出してるドーナツの味を知っとるんや? さてはつまみ食いしたな!?」

 たしかにその通りだったのでぐうの音も出なかったのだが、ここは怒って済ませるところじゃないだろうよ店長。

 昨年、その店を数年ぶりに訊ねてみたら、跡形もなく消えてました。

 

12月4日(火曜) 深夜

 今まで持説として自分に言い聞かせてきたことがいくつかある。

 こうして見返してみると、ひねくれた相田みつをみたいで気恥ずかしいが、ともかくこれらのマイ持論で今まで乗り切ってきたのは事実。

 …だったのだが、最近なんとなく仕事が楽しくなってきている。ぼくはもう、おしまいなのか。

 自分の意見を撤回するのも悔しいので、おしまいでもいいかと思うことにします。

 何かがおしまいになることは、何かが始まることだから。…これは持論じゃないけど、ちょっといいこと言った気になりたくて書いてみました。

 さァ、おしまいになるぞォー。

 

12月3日(月曜) 深夜

 ぼくの書いた字を見た同僚から、「陰毛みたいな字やね」と言われた。

 悔しいので、「あなたの陰毛が字みたいってだけでしょう?」と反論しておきました。

−−−

 陰毛といえば最近、好事家の撮った「恋人のエロ写真」がネットに出回って大騒ぎになる事件が何度かあった。

 わざと公開したのなら当事者のモラルを疑うし、ウィニーのウイルス感染なんかで流出したのなら危機管理意識の低さに呆れるばかりだが、そのときはお互い楽しく撮影プレイに興じていたのだろうから、行為自体は誰から文句を言われる筋合いもないことである。いくら卒倒するようなシーンを収録しようが、個人で楽しんでいるぶんには、わいせつ物陳列罪にも問われることはない。

 ただ問題は、いざ流出事件が起きたとき、圧倒的に女性が不利だという不公平さではないか。自分たちのハメ撮り写真が世に出回ったとき、男性にとっては大したことはなくても、女性にとっては死活問題にまでなってしまったりするのだから。

 裸体の価値と代償は、男女で桁違いだということを肝に銘じ直すべきだろう(AV女優の出演料が数百万円とするとAV男優のそれは数万円らしい)。

 だとしたら、ハメ撮りを楽しみたいカップル諸氏におかれては、万一の場合と相互監視の意味を含めて

 プレイに及ぶという風にすれば、バランスがとれるのでよいのではないかと思う。

 これで最後までプレイが成立したら、もはや天才の領域かもしれませんが。

 

12月2日(日曜) 深夜

 今日はこのページにも広告を入れてみよう! と思い立った。

 で、どんな広告にしようか思いあぐねていたところ、まず頭に浮かんだのはウェブサイト誘導型の広告である。最近よく見かける、サーチエンジンの検索窓に自社製品のキーワードを掲載してある例のやつ。やはりウェブにはウェブの広告がふさわしい。

 次に、どんな内容の広告にしようかと考えてみたところ、やはり自分のサイトの宣伝がいいだろうという結論に達した。是非ともこれを広く周知させたい! というモノがあるわけでもないし、だったら書いているこの日記を宣伝するくらいしか思いつかない。これで少しでも読者数が増えるなら喜ばしいことである。

 …というわけで、掲載させていただきます。本日の広告。

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  2007年11月のプチ日記 

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