2010年8月のプチ日記

8月31日(火曜) 深夜

 諸事情とくになく「ビー玉」についてネットで調べていたところ。

 小学生のとき流行っていたビー玉遊びの方法が紹介されていて、思わず気が滅入った。

 というのも当時、男子のあいだで行われていたビー玉遊び(「ビーダン」と呼んでいた。砂場に所定の穴を掘ったうえで、ルールに基づいてビー玉同士をぶつけていくというもの)に参加すると、みんな上手すぎてコテンパンにされてしまうため、対等に勝負できる女子のおはじき遊びにまぜてもらっていたから。自分の「のび太的側面」は、どれだけ年月が経っても心に刺さる。

 小学生当時、野球よりもゴム跳びのほうが楽しかったので、クラスの男子たちに必死の形相でゴム跳びの楽しさを伝えようとしていたことが、あまりにも懐かしくなくリアルに思い出される昨今です。気迫が伝わってか、一部の男子には流行りましたけど。ゴム跳び。パンツのゴムで。

 

8月30日(月曜) 深夜

 豚足(ボイル)の真空パックを同僚からもらった。

 パッケージには「そのままからし酢味噌で食え」と書いてあったけれど、煮込んだほうが美味しいと知人から聞き、とりあえず煮込んでみることに。どうやって煮込めばいいのかを聞き忘れたので、手元にあったビールと醤油、砂糖、酒、みりんに、ショウガとタカノツメを加えて30分ほど。

 生まれて初めて食べる豚足、いったいどんな味なんだろうと恐るおそる口にしてみたところ、調味料の味しかしなかったので気が抜けました。

 あと近頃、なすびばかり食べてます。

 

8月27日(金曜) 深夜

 大人の事情により、更新が少々あきました。

 ちなみに大人の事情というのは、酒を飲んでいたとか、サーバがダウンしていたとかです。

−−−

 本日の晩ごはん。

 最近、テフロンの玉子焼き器で、出汁巻きを作る練習に凝っているのですが。

 安物のテフロンを買ったせいで、練習すればするほどテフロンが劣化して、出汁玉子がくっつくので、練習すればするほど、どんどん下手くそになっていくので楽しいです。

−−−

 最近、親が車を買い換えたんですが。

 実家に行ったとき乗ってみたら、新車の床マットの上に、小汚い床マットが乗っていたので驚きました。

 

 母親いわく、「せっかくの新車のマットが汚れんように、前に乗ってた車のマットを乗せてるんや」。

 今度また車を買い換えたときには、床マットが3重になっていることと思います。前に乗ってた車のマットが汚れんように。

 

8月24日(火曜) 深夜

 最近、自分へのご褒美として、プジョーのペッパーミルを購入した。

 何に対するご褒美なのか自分でも皆目わかりませんが、こんなもん、どうとでも理由はつけられます。1年に365日絶やさずアルコールを分解してくれている肝臓へのご祝儀でもいいし、毎日忘れずに動いてくれている心臓への感謝の気持ちでもいい。ありがとう自分! お疲れさん自分!!

 どうして突然プジョーのペッパーミルなど買ったかというと、周りのみんなが「あれはいい!」「最高!!」と口をそろえていたから。これまでペッパーミルなど使ったことがなく、S&BやGABANあたりの挽きコショウでお茶を濁していた身としては、そんなにいいモノならひとつ奮発してみようと思った次第でありまして。

 で、実際に使ってみての感想は、うーん確かに香りが高くていいけれど、いいのかどうかよく分からない。というのも、今までペッパーミルを使ったことがないものだから、最初に使ったコレが「標準」としか感じられないんである。

 …というようなことを周りにこぼすと、「なんて贅沢な!」と言われるんですが、最初にいいものを使ってしまうとそれが当たり前になるのは、どんなモノでも同じこと。たとえばデジカメの手ぶれ防止機能なんて、ぼくなんかはいまだに驚愕と感動を禁じえないんですが、ここ数年で使いはじめた人にとっては、付いてて当たり前の機能だったりしますでしょ?

 なにごともレベルの低いところからスタートして、次第にラックアップしていくのがいいのかもしれません。

 ちなみに、買った商品はコチラ。

 

  オススメなのかどうなのか正直よく分かりませんが、それなりに普通に使っております。 あと、プジョー(Peugeot)を数年前までペウゲオットと読んでいたことは、誰にも話す機会がないまま現在にいたっています。

 

8月23日(月曜) 夜

 よーし、思いっきり普通の日記を書くぞー。

 …というわけで、先週末の様子でも。

知人が経営しているカフェバー「ハライソ」にて、アリスセイラーさん、Wariさん、丸尾丸子さんのライブを鑑賞。楽しゅうございました。
 
翌日は我が家にて、職場の面々が押しかけての飲み会。真っ昼間からワイン10本以上が空っぽになる阿鼻叫喚。もうダメかと思いました。
 
差し入れの生ハムメロン。確かに美味しいんですが、生ハムとメロンを別々に食べると、さらに美味しくなることを発見しました。
 
さらにその翌日。激しい二日酔いにて夕刻まで寝たすえに目覚め、まるで朝食のような夕食。玉子かけご飯&みそ汁は、二日酔いの特効薬な気がします。

 

8月20日(金曜) 深夜

 先日久しぶりに実家に帰ったら、リビングの鳩時計になにやら異変が。

 時計の周りにダンボールがガムテープで固定されているのだ。なんですかこれは!?

 どうせ母親の仕業だろうと思って訊いてみたら、案の定そのとおりで。「窓からの風が時計に当たると振り子が揺らて止まるから、防風のために試行錯誤した結果、こうなった」とは母親の弁。

 そばにいた父親が悲しそうな顔をしていました。

 

8月18日(水曜) 深夜

 お盆休みは軍艦を見学したのとバランスを取るために、引揚記念館も見学してきました。

◆奇しくも終戦記念日に訪れてますが、当然ながら偶然です。終戦記念日だったことを後から知りました。
 
◆ソ連兵によってシベリア抑留されていた日本人たち。そのうちで生き残った一部の人たちが、舞鶴港に「引揚」げてきたのでした。
 
◆鬼気迫る表情の蝋人形に思わずのけぞりそうになる。氷点下での生活で、一日の食事がパンとおかゆだけとかだったらしいです。
 
◆過酷な重労働の合間をぬってコツコツ作ったというマージャン牌。けなげさが泣かせます。
◆こんなペラペラの防寒着で氷点下の生活を凌いでいたそうで。おまけに着替えもなく虱や南京虫が涌き放題だったそうで。
 
◆喫茶コーナーの前にはこんな警告が。トンビは引揚のことなんて知らないでしょうから、まァやむを得ません。
◆喫茶コーナーに入ると、引揚うどん!!どんなに赤貧なうどんなのだろうと思って訊いてみたら、ただのきつねうどんとのこと。「引揚」と「おあげ」をかけていたのだった。…って、いいの!? ◆けっきょく無難にカレーライスを注文したら、普通のレトルトカレーが出てきて、そういやレトルトカレー食べるの数年ぶりだなァと懐かしい気持ちになりつつ。

 でも、引揚料理専門店とかあったら、ちょくちょく行ってみたい。薄いおかゆとか、すいとんとかすすりながら、しみじみ酒を飲んでみたい。

 

8月17日(火曜) 深夜

 お盆休みを利用して、軍艦を見るために舞鶴港まで足を運んできました。

◆見学した護衛艦「あまぎり。見るだけならイージス艦よりも護衛艦のほうがカッコイイ。
 
◆自衛隊も軍隊ですから、注意書きは全て命令口調です。
◆基地内のトイレ。便器の上部になにか張り紙がしてあるなァと思って見てみたら…
 
◆「皆が気持ち良く使えるように各自心がけよ」
徹底して命令口調です。さすが軍隊。
◆基地内は命令口調の宝庫! これはシュレッダーですが、手前の「ホッチキスの芯は取ったか?」「紙を入れすぎてないか?」も滑稽ながら、上に書いてある「大事に使用せよ!」「詰まったら蹴ったり、叩くな!!」(文法的に変です)、「丁寧に直せ!!」の文面がたまりません。
 
◆ハンガーに格納されている哨戒ヘリ。ちなみにこのヘリ、翌日出動予定らしく、。出動前日の軍用ヘリに触れるなんて、日本は平和だなァ。
 
◆ヘリの尾翼部分には、こんな養生パッドが。きっと頭とかぶつける隊員が後を絶たなかったんでしょうな。
◆基地内の公用車はほとんどが自転車。微笑ましい光景です。
 
◆公用車の自転車にはこんなネーミングが。甲板太郎。どっひゃー。

 

8月13日(金曜) 深夜

 京都の五条通が妙に広いのは第二次世界大戦下の空襲対策(延焼防止)だったことをニュースで知ってびっくり。

 あと御池通と堀川通も。そうだったのか。

 今まで漠然と、なんで広いんだろうなーと思っていたのだけれど、調べるという発想に至らなかった自分が残念です。自分で調べて知っていたら、鬼の首でもとったかのように自慢して恥をかいていただろうから、知らなくてよかったのかもしれませんが。

−−−

 それはさておき、本日の紅葉マーク。

 もともとは確かオレンジと黄色のツートンカラーだったはずだが、退色なのかなんなのかグレー一色になっている。

 パッと見たところ、「ドライバー死亡中」みたいな色合いですな。練炭自殺してますとか、そういう標識なのかもしれません。

 

8月10日(火曜) 深夜

 AKB48の20周年記念・再結成コンサートが見てみたいのう。

 …それはさておき、残業で遅くなったので夕食はテキトーに作った牛丼にて。

 特売の牛肉でグラム138円。国産にしては破格の安肉だけに味もそれなりながら、130g使っても180円、米とタマネギ代その他を入れても〆て総額250円程度ということで、すき屋の牛丼大盛りが380円であるのに比べても130円お得! さすが家ごはん!!

 作るのに要した時間は20分程度ですので、130円の収益(?)を換算すると時給390円なり!! つまり、1時間ごとに牛丼大盛りを1皿食べられるわけで、「食っていける」とは正にこのことでありましょう。家ごはんさえ作っていれば、食いっぱぐれなし。

 もちろん基本的な前提が間違ってますが。それに時給390円だと、食っていけても寝たり着たりは無理です。

 

8月9日(月曜) 深夜

 いちばん好きなラーメン屋「はなふく」が来週頭で閉店、淡路島に移転してしまうので、食べおさめのつもりで。悲しいのう。

店に着いたときには、すでに30人以上の行列が。昼と夜、それぞれ60食ずつしか提供されないので、ありつけるかどうか戦々恐々の気持ちにて列に加わります。
 
6席しかない小さなお店に数十人が押しかけるものだから、開店されている日はいつもこんな光景です。人が集まることを知っているのか、開店の時間になると蚊もたくさんやってきてカユいカユい。
 
豚骨坦々つけめん(850円)+ライス&餃子セット(250円)。こんなに旨いものを作り出す執念が空恐ろしく思えてくるほどに旨い。

 たらふく食べて帰宅したのち、移転先が気になってネットで検索してみたところ、こんな画面が表示されて一挙に脱力した本日。

 私が調べたいのは鼻フックではない!!

 

8月7日(土曜) 深夜

 職場がらみの研修会に参加してきました。

 いろんな対人スキルを磨きましょう! みたいなコンセプトの研修会で、いろんなロールプレイ(何かの役柄になりきって演技する)をしたりしたのだけれど、今回はどういう風の吹き回しか、「メーカーの開発部で電子回路を設計している社員」という役柄をぼくが担当することになってしまって。

 言っておくが、ぼくはメーカーとも開発部とも電子回路ともまったく無縁な人生を過ごしてきた身である。こんな役柄、演じられるわけがない!!

 なのにロールプレイで相手役になった参加者(赤の他人)は、そんなことなどお構いなしに、「仕事」の内容について根堀り葉堀り訊いてくるものだからたまらない。ロールプレイなんだから、それが本業じゃないことくらい分かりそうなものなのに、そういう配慮に欠ける人というのはいるものなのだ。

 で、仕方なくアドリブで適当な言葉を並べ続けておったわけですが。

 相手:「名倉さんはメーカーの開発部ということですけど、どんなことをしてらっしゃるんですか?」
 ぼく:「ま、いわゆる電子回路の設計をしておりまして」
 相手:「たとえばどんなことされてるんですか?」
 ぼく:「えーと、そうですねえ。ほら、ジュースの自販機ってありますよね?」
 相手:「ええ、はい」
 ぼく:「最近の自販機って、在庫情報を無線で飛ばしたりしてるんですけど、そういうのって電子回路で管理してるんですよ」
 相手:「へえー、そうなんですか! ぜんぜん知りませんでした。電子回路って!?」
 ぼく:「いわゆるICチップの集合体ですよね。決められたとおりに情報処理・演算処理を行うわけです」
 相手:「それを実際にっ設計するって…どんな風にされてるんですか?」
 ぼく:「昔は手作業で回路引いてたから大変だったんです(笑)。今は専用のプリンタみたいなのを使って回路引いてますけどね」
 相手:「プリンタ、ですか!?」
 ぼく:「ええ、基盤部分にね、金属の回路をプリントしていくんです。顧客の注文どおりの機能を実行する回路を考えて」
 相手:「それって、パソコンとかでやるんですか?」
 ぼく:「弊社ではLinuxベースで動作する市販の専用ソフトを使ってますけど、まぁ最終的には模造紙に線引くのと同じことですわ」
 相手:「はぁー、すごい世界ですね」

 …こうして、なにがどう対人スキルの研修なのか分からないまま、ロールプレイは無事終了して。

 そのあと、相手役の人から「最近の自販機ってすごいんですねー」と言われ、唖然としながらも「ぜんぶテキトーに言ったウソです」とお答えしたところ、逆に相手から唖然とされてしまいました。

 だ・か・ら! ロールプレイやっちゅうとんに!!

 

8月6日(金曜) 深夜

 ワンルームマンションに放置された子ども2人が餓死した大阪の事件。

 近隣住民からの通報が何度もあったにもかかわらず対応が遅れた行政に対して批判があがったりしているようだけれど、考えてみたら、子どもが放置されてるっぽいことや、ある時期から腐敗臭がただよい始めたことに気づいていた近隣住民たちが皆、ただ匿名で役所に通報するだけの行動しかとらなかったのもすごい。

 隣室で子どもが大変なことになっている気配であっても、遠くにある役所に通報。これって、目の前に倒れている人がいても何もせず、役所に通報しているようなものではないか。 そのくせ、事件後にインタビューされたら臆面もなく、わんわん泣きながら「こんなことになる前になんとかならなかったんでしょうか…」とか答えてる近隣住民。なんとかしなかったのは、(母親がダメなのは当然として)アンタもやがなっ!!

 隣人の生活にお互い干渉しない現代都市型のライフスタイルなんだから仕方ないよ、と言ってしまうとそうなのかもしれないけれど、こういう事件が起こると最終的に「役所が悪い」みたいなところに落ち着いてしまうのはちょっとしたホラーだなぁと思う昨今。

 猛暑の夏の納涼にはちょうどいいのかもしれませんな。

 

8月3日(火曜) 夜

 ようやくカレイ定食にこぎつけました。

 ちまちまと小皿を作るのが依然楽しくて、小学生のママゴトみたいな食卓になってます。とくにアボカドの和え物や鶏の肝煮などは、毎日ちょっとずつ盛りつけて食べると妙に美味いので、ひとりでニヤニヤしながら舐めるように味わうというまことに不気味な感じにて。

 ちなみに、今回いちばん旨かったのはパイナップルです。

−−−

 ところで最近、100歳をこえる高齢者が実は死んでいたというニュースをよく見かけますが。

 いくら本人確認すると言っても、85歳とか90歳とかになる娘(or息子)が特殊メイクでもして、「ワシが110歳のおじいちゃんじゃ」などとテキトーに言っておけばバレずに通ってしまうんじゃないだろうか。親が生きてることにすれば年金もらえるんだったら、孫あたりの入れ知恵で専門家に特殊メイク頼むくらいの出費は惜しくないはずである。

 これからは加齢メイクのプロフェッショナルがもてはやされる時代になるかもしれまへんえ!!

 

8月2日(月曜) 深夜

 冷蔵庫にカレーが余っていたことを忘れたまま夕食を作り、いざ食べる段になって気づいた本日。

 はやく食べないと悪くなってしまいそうなので、とりあえず温めて食卓に供したのだけれど、今日は基本的に和食のつもりだったので、なんともおかしな取り合わせになってしまいました。

 ちなみに、カレーの代わりに本日のメインにしようと思っていたのがカレイ。うそみたいですが本当の話で、証拠写真を下に。

 カレイ定食のつもりがカレー定食になってしまい、あまりにも駄洒落みたいな展開に、我がことながら頭がクラクラするのを禁じえなかった本日。ふと「神様のいたずら」という言葉が頭に浮かんだり。

 カレイの煮付けも一日くらいおいたほうが美味しいので、まァよしとしますか。

 


   

2010年7月のプチ日記 

Otearai Webの表紙へ