2013年3月のプチ日記

3月29日(金曜) 夜

 普段食べつけないサザエを昨夜たくさん食べたせいか、自覚のないままお腹をくだしておりまして。

 今朝、職場の廊下でこっそりおならをこいたら、そのまま「ミ」(身?実?)が出てしまいました。

 あわててトイレに駆け込み、ウォッシュレットでおしりを洗浄し、下着はそのまま捨てて事なきを得たんですが、うんこもらした上にノーパン勤務。

 おまけに本日は、後輩への指導教育の仕事まであって。しかめっつらしてエラソーな講釈を垂れてたんですが、後輩たちもまさか、ぼくが直前にうんこもらした上にノーパン状態だとは思わなかったろう。

 この歳にしてこんなことになるとは全く情けない限りです。せめて、あと20年くらいはまだ大丈夫かと…。

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 本日の、うんこもらした後のディナー。

 肉だんご(残りもの)から時計回りに、出汁を使わない豚汁(残りもの)、キャベツの千切りサラダ、長いもの含め煮。お酒は獺祭、うんこもらした後でも旨いお酒は旨い!!

 

3月28日(木曜) 夜

 久しぶりに京都タワーに行きました。

 京都タワーに腹巻が入荷されていたとは露知らず。そして心底どうでもいい、FUZEI写真とも何ともつかないものを撮ってしまう体たらく。

 昭和へのノスタルジーみたいなもんだと思います。

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 本日の夕食、数年ぶりにサザエを買ってきて焼いて。

 子どもの頃は大嫌いだった「うんこ」の部分も、酒の肴に食べられるようになりました。

 それにしても、渦巻きみたいになってるのは今でも気持ち悪いですな。子どもの頃はこれ見て半泣きでした。

 

3月27日(水曜) 夜

 本日の、残りものを取り混ぜたら中華か和食か洋食か分からなくなってきました夕食。

 肉団子(残りもの)から時計回りに、風呂吹き大根、ポテトサラダ(残りもの)、長いもときゅうりの梅肉和え、牡蠣のオイル漬け。お酒は神聖のたれ口。

 ポテトサラダと、長いもときゅうりの和え物は、イモ+きゅうりでほとんどカブッてます。きゅうりを買いすぎてこういうことに。

 ちなみにポテトサラダというと洋食のようですが、よく考えたらジャガイモもきゅうりも、マヨネーズの材料である卵もサラダ油もからしも、どれも和食で使う材料なので、ただ混ぜかたの違いだけと考えることもできましょう。

 

3月26日(火曜) 夜

 左手の中指の先っぽを怪我してしまったんですが。

 利き手じゃないから別にそう不便でもないだろうと思っていたら、これが意外とめんどうで。

 ・調理で包丁を使うとき、左手で食材を固定しようとすると痛い!
 ・お風呂で左の足の指などを洗うとき、無意識のうちに左手の指を使ってしまって痛い!
 ・パソコンのキーボードを打つときも、「D」と「E」を打つときに痛い!

 左手の中指って、何に使ってるか頭だけで考えてもちっとも思い浮かばなさそうだけれど、こんなに使ってたのかと怪我をして実感。

 職場で存在感のない社員とかも、急に休まれると意外とたいへんだったりしますからねえ。

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 本日の、なるべく包丁使わない夕食。

 肉団子から時計回りに、ポテトサラダ(残りもの)、ザーサイのおろし胡瓜和え、チンゲン菜とトマトのスープ。お酒は神聖のたれ口。

 

3月25日(月曜) 夜

 面倒くさがりな性格のため、台所のタッパーの収納など、どうしてもきっちり揃えて仕舞う気にならない。

 少しでも楽をしようとして、テキトーに詰め込んでしまう結果、いつもこんな感じになってしまうんでありまして。

 おかげで、ちょっとでもバランスを崩すと全体が瓦解してしまうという、積み木崩しかジェンガのような状態になっていて、新たなタッパーを仕舞うときにはものすごく気を使うし、失敗して崩してしまうときもしばしば。

 楽をするのも本当に大変という一件でした。

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 本日の夕食。

 牡蠣がそろそろシーズン終わりに差し掛かってきたので、牡蠣と新キャベツのスパゲティを作りました。あとはチーズのオムレツとポテトサラダ、千円弱の白ワイン。

 

3月22日(金曜) 夜

 近所のスーパーに、年に数度のお祭りがやってきました。

 大中華フェア! 長なす1本69円、2本129円。ただこれだけです。

大中華フェア全景

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 大中華フェアのあまりのすごさに圧倒され、本日もいつもどおりの和食です。

 連子鯛の干物から時計回りに、筑前煮(残りものすぎて美味しくなってました)、高野豆腐の炊いたん(残りもの)、筍の土佐煮(残りもの)、豚のおろし冷しゃぶ、ピーマンの黒ごま和え。お酒は玉川。

 ちなみに筑前煮ですが、3日も4日も繰り返し火を入れ直していると、あるときから急に美味しくなることに気づきました。汁が完全に煮詰まりかけたところが照り焼きみたいに変化して、ぐんとコクが出てくるのです。これもメイラード反応でしょうか。

 

3月21日(木曜) 夜

 本日の一瞬なんのことだか。

 数秒後、右側から左にかけて書かれてるやつだと理解したんですが、こういうのって(とくに平仮名で書かれていると)混乱いたしますですね。

 うょしましたいにいれき

 みごばれて

 まるで元祖ファミコン時代のドラクエの「復活の呪文」のようです。

 ううかのえき こごりりもよ るくめくされこま。←ドラクエTの今でもおぼえてる復活の呪文。人に言うと気持ち悪がられます。

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 本日の晩ごはん。

 きぬさやの卵とじから時計回りに、筑前煮(延々と残りもの。そろそろイヤになってきました)、筍の土佐煮、キュウリとザーサイの和え物、高野豆腐の炊いたん(残りもの。ちょうどいい)。お酒は坤滴のしぼりたて。

 

3月20日(水曜) 夜

 祝日なのにいつもながらの地味夕食です。

 ごはん抜きから時計回りに、菜の花といちごの白和え、切干し大根(残りもの)、筑前煮(残りもの)、高野豆腐の炊いたん、梅しそとろろの豚しゃぶ。お酒は、読者の方からおすすめいただいた京都の「玉川」純米吟醸。

 白和えにいちごを入れるとグンとおいしくなることを、これまた分とく山の野崎さん情報で知りました。さっそく、今夜の貧乏レシピに載せてます。

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 ちなみに本日は、住んでいるマンションの排水管清掃のため、業者の男性3人が部屋の台所まで入ってきたんですが、そのとき当方、高野豆腐と梅しそとろろを作っている真っ最中だったので、なんとなく恥ずかしゅうございました。

 とっさに見栄を張って演技で口走りそうになりました。「ったく女房のやつ、まだ帰ってこねえのかよ…。いつまで火の番させるつもりだよ!」

 ほんとに火の番しながら奥さんの帰りを待ってる旦那は、こんなこと口走らないかもしれませんが。

 

3月19日(火曜) 夜

 爪楊枝の容器を床に落としてしまいました。

 一瞬、絶望とか死とかが頭に駆け巡って。つまようじ死。こういうことで一瞬「人生どうでもよくなる」んだなァと実感したひとときでした。

 数秒後、いくらなんでも爪楊枝で死とかどうなんだろうと思い返し、まァもちろんそんなに本気で思ったわけではないんですが。

 人生観は爪楊枝ひとパックで変わります。ひとパック100円。

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 本日は手作りギョーザと日本酒をいただきました。

 死ななくてヨカッタと思いました。ギョーザを肴に日本酒を飲むのは、明らかに人生の意味のひとつです。人生の重みは数分単位で変化しています。

 休日前で酔っ払ってますが、今から水を飲むので失礼いたします。すみません。

 

3月18日(月曜) 夜

 本日のペアルック靴。

 どんな二人組みなのか念のため確かめてみたんですが、とくに顔が似ているわけでもなかったので、姉妹とかではなく、ただの友人同士のようでした。

 偶然同じのがカブッたのか、それとも同じものを一緒に購入したのか…。

 男同士だと、履いてきたスニーカーとかがこういうカブりかたをすると恥ずかしくて死にそうになるんですが、女性同士だと平気なんですかねえ。

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 本日の、昆布かつお出汁を一切使わない夕食です。

 たことキュウリの酢の物から時計回りに、もずく酢、新じゃがのピリ辛焼き、菜の花とイチゴの白和え、切り干し大根、筑前煮。少し前まではどの品にも使っていた出汁を使わないことで、それぞれの味の違いがハッキリ感じられるような気がします。

 そして日本酒は「獺祭」の純米大吟醸50。香りがよくて味もしっかりして、ほんのりとすっきりした甘みがグンバッチに旨いお酒です。 一升瓶で2800円くらいですが、ワインと違って日本酒は、そこそこランクの高いものでもワインみたいに高価じゃないのが素晴らしいところです。

 

3月15日(金曜) 夜

 本日のシースルー。

 レインカバーとして、ごみ袋的なビニール袋をかぶせてらっしゃるのでしょう。透明じゃなくてもかまわないはずだけれど、シースルーのを使いたくなる気持ちはなんとなく分かる。たとえどうでもいいリュックであっても、全然見えなくなるよりは、見えたい、見せたい、見られたい。

 …とまでは積極的に考えないとしても、黒いビニール袋とかで全く見えなくなると、なんとなく不安でイヤなんでしょうな。中でどうなってるか分からないし。どうもなるはずないと分かっていても、理屈じゃない何かがあるんだと思います。

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 本日のシースルー夕食。見える夕食は安心です。

 ぐい呑みの坤滴しぼりたてから時計回りに、大豆と鶏肉のひじき(残りもの)、牛焼肉のおろしポン酢、ブロッコリーのごまマヨ和え、豚汁(残りもの)。

 こうして見ると、白ごはんがないのがアンバランスだなァと思いますが、思うだけでとくに変えるつもりはありません。

 

3月14日(木曜) 夜

 おいしい日本酒でも買おうと、仕事帰りにジェイアール京都伊勢丹まで足を運んだところ。

 ホワイトデーでした。ケーキ屋がおっさんたちでごった返す人いきれに、尻尾を巻いて退却してきました。

普段は女子率90%のアンリ・シャルパンティエ も、本日はおっさん率150%! そこはかとただよう男性ホルモンのにおい!!

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 そんなわけで本日は、ホワイトデーにちなんでいくら丼を食べました。いくら売り場は不思議とちっとも混んでいませんでした。

 いくらと帆立貝の丼から時計回りに、坤滴しぼりたて、ぴり辛コンニャク(残りもの)、菊菜のごまぽん和え、豚汁、 大豆と鶏肉のひじき(残りもの)。

 

3月13日(水曜) 夜

 本日のちりとり。

 ご近所のかたなんですが、毎朝このペチャンコちりとりを使って掃除しておられます。

 とくに理由はないんですが、なんかいいなァと思います。なんの疑問もなく、ただただずっと使ってるから使っておられるんでしょうねえ。

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 本日の残飯オンパレード。

 ロールレタス(残りもの)から時計回りに、ぴり辛コンニャク(残りもの)、菊菜のごま和え(たたきごぼうの残り汁を使用)、切り干し大根(残りもの)、 大豆と鶏肉のひじき。お酒は東山酒造の「魯山人」。

 ひじきは出汁を使わず、鶏肉と大豆とにんじんとお揚げをしょうゆとみりんのみで味つけしました。昆布かつお出汁を使うと、うまみも強いのだけれど、味がどれも同じような雰囲気にぼやけてしまう感じがして。昆布かつお出汁ブームの次は、脱・出汁ブームの到来です。

 ロールレタスのレシピを今夜の貧乏レシピにアップしました。こちらも分とく山の野崎さんに多大なインスピレーションを受けた一品です(ほとんどパクり)。

 

3月12日(火曜) 夜

 実は先週末、急な腹部不快感と38度5分くらいの高熱とで寝込んでおったんですが。

 京都駅付近のとある飲食店で同僚2人と昼食をとったところ、翌日の夜からぼくを含む3人全員が同じような症状で寝込み、翌日3人揃って欠勤するという事態になっていたのでした。

 とある飲食店が99%原因だと思うんですが(個人的に抗生物質が割と効いた感じだったので、従業員の手などを経由した何らかの細菌汚染ではないかと)、こういうのって店のおかみさんに言うわけにもいかないし、どうしたもんでしょうかねえ。

 そして、ほとんど何も食べれず寝込んでいても、「体重減ってないかな」と体重計にのってしまう物悲しさ。

 まァ、急に減った体重なんて、またすぐに戻るのが世の道理なんですけどね。急に良くなった気分はまた急に沈むし、急に金持ちになった人はまた急に貧乏になるし、急に悟ったことはまた急に悩むのと同じくで。

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 そして本日の快気祝い夕飯。

 今回は「食べすぎダイエット」に挑みました。

 十五穀米から時計回りに、切り干し大根(残りもの)、黒ゴマのたたきごぼう(残りもの)、菜の花のからし和え(残りもの)、冷奴、ぴり辛コンニャク炒め、まぐろの刺身、ロールレタス(残りもの)。お酒は東山酒造の「魯山人」。

 食後にはフルーツヨーグルトを1個。快気祝いですから。

 

3月11日(月曜) 夜

 携帯電話に京都市から地震警報のメッセージが届いて、うわっ、来るのか!! と一瞬本気で引きつった本日。

 メッセージを読んでみたら、避難訓練のメッセージだったんですが、とっさに実行したのは「ただ身構える」だけでした。

 そんなわけで、本日の中華料理屋。

 写真では分かりにくいですが、鉛筆で字のサイズと大きさを丸く下書きまでしているのに、この下手くそさ。おまけに中華の「華」の字が間違っています。中国人だから日本語が下手なのかと思ったんですが、よく考えたら漢字なら中国人のほうが上手なハズですね。

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 本日の夕飯。

 「飲むご飯の代わりに食べるご飯にするダイエット」は案の定頓挫して、「食べるご飯の代わりに飲むご飯にするダイエット」に戻しました。我ながら、それがどうしたという話ですが。

 ロールレタスから時計回りに、黒ゴマのたたきごぼう、冷奴、切り干し大根、菜の花のからし和え。飲むご飯は、東山酒造の「魯山人」。

 

3月8日(金曜) 夜

 アフリカのウガンダでは、妻が夫に対して反抗的な言葉を口にするのはタブーとされる文化的背景があるそうで。

 なので夫婦喧嘩になったとき、妻は夫に対して「まずい料理を作る」ことで怒りや抗議の意をあらわすのが風習になっているらしい。

 ふーんそうなのかと思う一方、もともと料理がへたくそな奥さんは、激怒して調理したところで、ちっとも夫に怒りが伝わらないかもしれませんですね。むしろ、「ん? 今日のメシいつもより旨いじゃないか」「なんかオレ、いいことした?」みたいなことになったりして。

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 そんなわけで本日の、自分への怒り夕飯です。

 本日はなんと、「お酒飲まないダイエット」という、もっとも過激な手段に打ってでました。その代わり、白ご飯抜きダイエットは中止して、いつもより多めに白ご飯を食べました。言ってみれば、飲むご飯の代わりに食べるご飯にするダイエットと申しましょうか。

 白ご飯から時計回りに、小松菜とおあげの炊いたん(残りもの)、きゅうりとザーサイのピリ辛和え、冷奴、牛肉とたまねぎの炒めもの。

 お酒のかわりに、ウォーターを心ゆくまで飲みました。水は水でうまいなァと、いつも思います。

 

3月7日(木曜) 夜

 京都に住んでる人にとっては現在、当たり前の光景となっていますが。

 京都タワーが、なんだか「ゴムを被せた」みたいになっています。

 こんな光景はめったに見られないので、いま京都観光に来られる方は当たり! だと思います。

 そういや昔、札幌に旅行したとき、時計台がすべて修理で覆われて何も見えず、あれはあれで当たり! だったんだなァと今さらながら。

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 本日のお菓子。

 行きずり!? なんて品のないネーミングだと思ったら、「雪吊り」でしたか。

 雪吊り、さっきネットで調べて初めて知りました(兼六園とかで庭園の木が積雪で折れないよう、枝を縄で吊るすことのようです)。興味のないことはトコトン何も知りません。

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 そして本日の、行きずり夕食。

 牡蠣のオイル漬けから時計回りに、小松菜とおあげの炊いたん、英勲しぼりたて生原酒、おから(残りもの)、豚しゃぶの梅じそとろろがけ。

 豚しゃぶの梅じそとろろがけは、冷蔵庫に余っていた食材でテキトーに作ってみたら思いのほか美味しかったので、定番メニューへの採用が決まりました。

 

3月6日(水曜) 夜

 本日の意外な、真剣な謙遜。

 知人と話していて…

 ぼく:「へー、○○さん(相手)って学生時代サッカー部だったんですか!」
 相手:「いやー、ほんと全然たいしたことないんです」
 ぼく:「でもサークルじゃなくて、大学のサッカー部でしょう? すごいですよ」
 相手:「いや、部といえば部なんですけど、その……」
 ぼく:「どちらの大学だったんですか?」
 相手:「京大なんですけどね、その……」
 ぼく:「いよいよ文武両道じゃないですか!」
 相手:「なんというかその、医学部なんです。大学といっても、医学部のなかのサッカー部でして」
 ぼく:「え? あ、はァ…」

 ふつう医学部といえば、それも京大ともなると「わー、頭いいじゃないですか!」となるところだけれど、文脈によっては真剣な謙遜になることもあるんだなァと。

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 本日の夕飯。

 長いもと豚肉の炒めものwith大葉&刻み海苔から時計回りに、おから(残りもの)、筍の土佐煮(残りもの)、小松菜のごまポン和え(残りもの)、筑前煮(残りもの)。残りもの三昧で、もはや謙遜のしようもありません。

 お酒だけは、英勲のしぼりたて。

 

3月5日(火曜) 夜

 ひまなので久しぶりにナイフを研いで、ハンドルを手入れしました。Buckの#110と#120。

 ステンレスなのでたいした切れ味がでるわけではありませんが、それでもよく研がれた刃を見ると、ついついウットリしてしまいます。

 ナイフの背後に鼻をかんだ後のティッシュが写り込んでいてガックシきました。せ、せっかく頑張って研いだのに……。

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 本日のガックシ夕食。

 筑前煮(残りもの)から時計回りに、筍の土佐煮、長いもと大根とにんじんとキュウリと牛肉のごましゃぶサラダ風大葉添え(残りもの。昨日よりも格段に不味くなってました!)、板わさ(残りもの)、おから(残りもの)、小松菜のごまポン和え。日本酒は英勲のしぼりたて。

 今夜のメニューには、かまぼこにタップリと、ポン酢にちょこっと、グルタミン酸ナトリウムその他が入ってます。原材料の「調味料(アミノ酸等)」表記。

 しかしほんとは、アミノ酸等の化学調味料よりも、化学調味料不使用!と銘打った食品にも入っている「たんぱく加水分解物」のほうがヤバいんですけどねえ。天然のたんぱく質を塩酸で化学分解した代物 で、化学調味料では太刀打ちできないくらい邪悪なコクとうまみが醸し出されます。コレ入れたら、しっことか痰とかでも美味しくなるんじゃないでしょうか。

 

3月4日(月曜) 夜

 化学調味料(グルタミン酸ナトリウムをはじめとして、イノシン酸ナトリウムなどのうまみ調味料)をあまり使わなくなって数年になる。

 グルタミン酸やイノシン酸はそもそも自然の食材に広く含まれるアミノ酸である。グルタミン酸やイノシン酸はそのままでは酸味が強いため、水酸化ナトリウムで中和・精製 してグルタミン酸ナトリウムやイノシン酸ナトリウムの形に変え、純粋な「うまみ」を感じさせる調味料として使われているという次第。

 自然の食材に広く含まれるものなら食べても全然悪くないように思える。実際、化学調味料自体にはそれほどの毒性は無いのだけれど、たとえ毒性はなくても、自然の状態な から人為的に抽出・精製すると問題が出てくるモノなどいくらでもあるんでありまして。

 たとえば糖質なんかもそうで、サトウキビをかじったりしているぶんには糖分を獲り過ぎることもないし、糖分以外のミネラルや繊維質も同時に摂取できるのだけれど、人類が精製した砂糖は糖分以外の栄養 素は除去されている一方で、とても甘くて美味しいから食べすぎてしまう。コカの葉なんかも、お茶のかわりにしがんでいるぶんには大丈夫だけれど、人類が精製したコカインは快感が強烈すぎて摂取した人をどんどん廃人にしてしまう。

 グルタミン酸は人類にとって必須アミノ酸ではなく、言ってしまえば「無駄な物質」なのだけれど、グルタミン酸が含まれる自然界の食物には必ずそれ以外の人体に必要なアミノ酸も豊富に含まれているから、人類の味覚はグルタミン酸の味を「快」と感じるようチューニングされてきたのだろう。

 で、今まではこれでうまく回っていたのが、化学調味料の登場でちょっとおかしなことになってきた。

 グルタミン酸ナトリウムに出会った我々の舌は「栄養の豊富な食べものだー!」と勘違いして、存分にうまみを感じながら食べることになる。しかしながら精製されたグルタミン酸には栄養などちっとも含まれていないから、そのままだと栄養が偏るうえに、美味しすぎてどんどん食べてしまう。 つまり、必要なアミノ酸その他はないがしろになったまま、カロリーばかりを摂りすぎてしまう。

 また、子どもの頃からグルタミン酸ナトリウムの強烈な旨みに慣れてしまうと、化学調味料が含まれていないと美味しく感じない舌になり、 ほんとうに必要な栄養分を美味しく感じられないばかりか、塩分の過剰摂取とあいまって高ナトリウム食に偏ってしまうことになる。

 現在カップラーメンの類に必ずビタミンB1とB2が添加されているのも、化学調味料で美味しくなったカップラーメンだけで食生活を満たしてしまった人たちの間で 脚気などのビタミン欠乏症が頻発したという事件があって以降、添付されるようになったものと聞く。

 もしも地球上が純粋な形のグルタミン酸ナトリウムにあふれている環境だったら、人類の舌はきっとグルタミン酸を美味しく感じないようチューニングされてきたことだろう。 きびしい自然淘汰にさらされていた時代なら、グルタミン酸ナトリウムにばかりうつつを抜かすような人類は、生き残ることができなかっただろうから。

 最近あまり化学調味料を摂りたくないのは、このあたりが理由だというわけです。

 …とか言いつつ、人類が抽出・精製しているアルコールを頻繁に摂取しているぼくのような人間は、ほんとは何を言う資格もないんですが。

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 三条河原町上がるにある「魁力屋」にて、化学調味料の旨みが尋常じゃないほどきいているラーメンを食べました。

 グルタミン酸ナトリウムにノックアウトされるような強烈な旨さ! こりゃあ中毒者が続出しますわ。

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 打って変わって、本日の地味ィな夕食。おばあちゃんのようです。

 筑前煮から時計回りに、大根と厚揚げの炊いたん(残りもの)、おから、板わさ、長いもと大根とにんじんとキュウリと牛肉のごましゃぶサラダ風大葉添え。日本酒は「山猿」山廃生酒。 白ごはん抜きダイエットを敢行しています。

 今回の筑前煮は、分とく山の野崎さんのアドバイスを参考にして、出汁を入れず、酒+みりん+しょうゆ+水のみで味付けしてみました。いやー、やっぱり偉い人の言うことは聞いてみるものです。こうしたほうが、鶏肉と根菜、シイタケ等から出る風味が感じられてしみじみ旨い。

 

3月1日(金曜) 夜

 ダイエットのため、夕食から白ご飯を抜くという決死の作戦に打って出ました。

 牛スジとコンニャクの煮込みから時計回りに、大根と厚揚げの炊いたん、ほうれんそうのごま和え、豚しゃぶwith生野菜。お酒は英勲のにごり酒。

 にごり酒が旨くて飲みすぎてしまい、「食べるご飯」が「飲むご飯」に取って代わっただけの結果となりました。

 ちなみに牛スジの煮込みは、数日経過していよいよ旨さが真髄を現してきました。

 コンニャクは煮込む前に細かく切れ目を入れておくと旨さ倍増です。ちょっと手間ではあるんですが、やってみると5分程度のことなので。 あとは、煮詰めてほとんど脂だけになってきてから、さらに煮詰めるメイラード反応(…なのか?あまり自信ナシ)。

 


2013年2月のプチ日記

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