6月30日(日曜) 夜
雨なのでずっと家にいた一日。家にいるとアッという間に時間がすぎる。
昼寝とかしてたら早く時間がすぎるのも当たり前なんですが。
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昼寝の合間をぬって、石川県で撮った写真を整理してました。
下の写真は、夜の金沢市内をほっつき歩いていたときに撮ったもの。
轟モータープール。
えらく騒々しそうなモータープールである。いつも轟音が響きわたる駐車場。元走り屋の人たちがストレス発散のため、とめた車をものすごい勢いで空ふかししてるのかもしれない。音だけはまるでサーキット。
それに「轟」という文字も駐車場っぽくていい。これで3台分の駐車場だったら、まさに「名は体を表す」である。3台しか駐車できないのに「とどろきモータープール」。なんかかわいらしい。
それでは、うんこでもして寝ようと思います。
6月29日 夜
ただいま帰宅。
今日の午後は小松にある「ハニベ巌窟院」に足を運んできました。予想以上に素敵なところだったのですっかり興奮してしまい、おかげでクタクタになって帰ってきました。またくわしくレポートしたいと思います。
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土曜日なので某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京観月橋」。京都・宇治のはずれにある観月橋近辺のレポートです。いかにも観光名所っぽい名称だけど実情はさにあらず。ホームレスやゴミが自然と集まる、なかなかいい感じに成熟しつつあるスポットです。
いつもながらうらぶれたコラムですが、よろしければご覧ください。
では今日はこの辺にて。
6月29日(土曜) 午前
おはようございます。金沢のネットカフェ(まんが喫茶)でミートスパゲティを食べております。
数人のかたから金沢情報をいただきました。「ハニベ巌窟院」「ボインランドリー」など、ぼくのツボに染み入るスポットをありがとうございます。なぜか「流しそうめんがおいしい店があります」とのご教示も。
あと、ここの会員カードを見た店員から「京都からお越しですか!」と驚かれた。それはいいのだが、その後、店員がぼくに尋ねてきた。
「店の前にとめてある自転車、お客さまのでしたら移動してもらえますでしょうか…」
だれが京都から自転車でマンガ喫茶に来るか。
それでは金沢をめぐってきます。
6月28日(金曜) 夜
またもやインターネットカフェに来てます。ひとりで軽く飲んで。
一度は宿に帰ったのだが、やることがなくヒマで仕方ないんである。いつもなら好きなCD聴いたり、読み残してた本を読んだり、顕微鏡をのぞいたりと、なにかと忙しいのだが、旅先で一人でホテルにいるとなにをしていいのか分からなくなってくる。
いちおう本は持ってきたのだが、「こんなのを読むのは旅行中くらいだろう」と思って学術書を持参したのが間違いだった。なんで旅行にきてまで、こんなしょうもない本を読まなきゃならないのか。
これはちょうど、たまに実家に帰ったときと同じ状態である。音楽もなく本もなく、ただ茫然と過ごす夜。旅先は実家に似たり。
…で、石川県にきてまでネットカフェ。ぼくは旅行に不向きな人種なのかもしれません。
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明日は近場を激しくブラブラしてみる予定です。
もし地元のかたがいらっしゃれば、金沢近辺のディープスポットなど(明日の朝までに)メールでご教示いただけると嬉しいです。足を運んでみようと思いますので。
金沢市内は妙に健全で、どこに行けばいいのか分かりません(自分なりの嗅覚で新天地には行ったけど)。
それでは今から、ネットカフェで漫画を読みあさって宿に帰ります。
6月28日(金曜) 夕方
ただいま金沢にて。市内のインターネットカフェから更新しております。
時間料金制だと思っていたので、離れたところにあるデパートでウンコを済ませてから店に入ったら、ネットは使い放題とのことだった。ショック。
時間料金制のインターネットカフェの本当の狙いは客のウンコを防ぐためかもしれない。まったくせこい商売である。
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今回は出張で学会に参加していたわけですが。
退屈な発表を聞いてるうちにウトウト眠くなってきた。発表者の声は次第に遠くなり、眼前のスクリーンに映写されるスライドもぼんやりとかすみ始める。
これではいけないと思いながら睡魔とたたかっていたら突然、スライドがものすごい勢いで流れたので飛び起きた。うわっ、これが入眠時幻覚というやつか!?
周囲を見回すと会場全体が騒然としていた。どうやらスライドの操作係も居眠りして、あらぬボタンを押してしまったようなのだった。
係員までも居眠りさせるとはおそるべき発表である。不眠解消のビデオとして商品化できるかも。
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学会から帰るとき、スポンサーの好意でボールペンが配られていた。嬉しい。
それもボールペン2色にシャープペンまでついている。一万円も払って学会に参加して本当によかった。
全員に1本ずつ配られていたが、ぼくは2本もらっておきました。自分の「個性」を感じるひととき。
…というわけで出張は今日で終わりなんですが、もう少し金沢を探検したいので、あと一泊します。
6月26日(水曜) 夜
先日、住宅街で見つけた「飛び出し注意」の看板。
ラケットやボールを持っているのはたまに見かけるが、問題は設置場所である。民家の玄関前。
看板ひとつでケチつけまくり。なにがあっても心の狭さだけは失わないつもりです。
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明日から出張で金沢に出かけるので、1〜2日更新できないかもしれませんがご了承ください。
今のもっぱらの懸念は、泊まるビジネスホテルにエロビデオが付いてるかどうか。
ぼくは高尚な人間なのでもちろん見るわけがないのだが、「参考までに知っておきたい」というやつです。
6月25日(火曜) 夜
歩道をあるいてたら屁をこきたくなってきたので、こっそりスカそうと思ったんですが。
あいにくすぐ後ろに人がいた。このままでは恥ずかしいので早く歩いて距離をとろうとしたのだが、向こうも早足なのでなかなか間がひらかない。そうこうするうちにひっ迫した状況になってきたので、用もないのに横道を曲がった。
そしたら敵も横道を曲がって後ろについてきていた。トマホークミサイルのような輩である。
ぼくが世間からの迫害を感じたり、殺意を抱いたりするのはこんなときだ。
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ちょっと調子をくずしてるので今日はこの辺で。
6月23日(日曜) 夜
先日、同僚の女性からの書置きを見て腰を抜かしそうになった。
「おかして下さい。○○××子」
犯して下さい!? なんですかこれは!? どうしてもというならやぶさかじゃないが、あまり面識もないのに突然こんなこと言われても。いよいよ気がお触れなさったか。
…と妄想をふくらませていたら我に返った。どうやら、この書類を「おかして下さい」という意味らしい。
誤読するぼくもぼくだが、だったらアナタも「おかせて下さい」と書いたほうがいいと思います。この勝負、引き分けですな!
気が弱いので本人には指摘せず、こうして全世界に発信。
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そういや、女性からの誘い言葉。
「○○クン、抱いて…」というのはありがちなので、「○○クン、犯して…」というのも個性的でいいかと思います。
顔をほんのりと赤らめながら。
6月22日(土曜) 深夜
2万円もする上等の腕時計を購入。ぼくがつけても1万円くらいには見えるだろう。
商品を包むとき、店員が「交換用のバンドも入れておきましたのでよければ使ってください」と言ってくれた。やっぱり高級な腕時計には相応のサービスが付加されるのだろう。いいぞいいぞ。
帰って開けてみたら、500円のナイロンストラップが入ってました。こんなもの誰が使うか。
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本日の画像。
なかなか味わいぶかい焼きものですな。佐川一政さんはこんな料理を食べたんだろうか(いや、お刺身だけか)。
後記: 実際は「バンコ焼き」と読むらしいです。が、なにか人為的なものを感じる。ほんとはマンコ焼きじゃないのか。
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さて、土曜日なので某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京顕微鏡」。先日購入した顕微鏡で、家の中のモノをいろいろと観察してみたレポートです。
いまの時点ですでに、読者のかた数人から「あんなやり方じゃあ、見えるものも見えないですよ」というメールをいただいておりますが、顕微鏡についての予備知識ゼロでやるとこうなるんだという「悪い見本」としてご覧いただければ幸いです。
関係ないですが、卵子を見たい気持ちがつのっている昨今。顕微鏡映像の用いたミクロなエロビデオはないものか。
「えーと、スリーサイズ教えてくれる?」
「…上から89、98、52ですぅ」
「ほんとナイスバディだよねー。じゃ、さっそくだけど卵子見てもいいかな?」
「…やだァ、やめてくださいよぉ」
「ほおら、もうこんなに見えちゃってるよ。キレイな卵子してるよねー。よく言われない?」
「言われないですぅ。あーん、恥ずかしいです」
性教育にも使えるエロビデオ。メーカーには性急な製作をお願いしたい。
6月21日(金曜) 深夜
たまには腕時計でも買ってみようかと思い、デパートの腕時計コーナーをぶらぶらしていたら店員に声をかけられました。
「腕時計をお探しですか」
前にも似たようなことがあったが、なんだかバカにされたような気分になってきますな。思わず「座椅子を探してるんですけど」と言いそうになる自分を必死で抑えながら帰ってきました。
−−−
小学生のころといえば、いま思うとものすごい「ギャグ」が飛び交っていたのを思い出す。
それこそ「布団がふっとんだ」だの「電話に出んわ」だのといった会話がまかり通っていたわけです。だがあるとき、当時からちょっと斜に構えたニヒルな小林君が、嘲笑の笑みを浮かべながら指摘したのだった。
「それってオモクロイよなー」
一瞬なんのことかと思ったが、すぐにわかった。「面白い」の反対で「面黒い」、つまり「おもしろくない」というのを「ゆうもらす」に表現していたのだった。
直後、その場は波を打ったように静まり返った。彼の風刺があまりにも「オモクロ」すぎたからである。
言葉の持つ意味が言葉の枠をこえて、そのまま現実として機能する逆メタ言語。
落ち込んでるときに小学校時代のことを振り返ると、落ち込んでるのが厚かましく思えてきて精神衛生にいい。
6月19日(水曜) 夜
残業で遅くなったのでラーメン屋で夕食。
ぼくはパーソナルスペースが気になるたちなので、あまり外食をしない。半径1メートル以内に他人がいると、気になって食事どころではなくなるのだ(こう書くと神経が繊細なようだけど、テリトリーばかり気になる点でケダモノと同じである)。
そこでなんとかゆったりと食事をしようと思い、カウンター席を避けてテーブル席に一人で座ったわけですが。
これが間違いだった。その後どんどん客が入ってきて、アッという間に店内は満席に。ぼくがテーブル席に陣取ってるせいで、四人連れの客までがカウンター席に回され、おまけに行列までできてしまったのだ。
ぼくのほうに嫌味な視線をチラチラ浴びせるラーメン屋の主人。うわーごめんなさい!!
おかげですっかり縮こまった胃にムチ打ちながら、3分くらいでラーメンを飲み込みました。オエー。
ケダモノ生活はもうイヤだ。すんなりとカウンター席に座れるような、人間らしい人間に早くなりたい。
6月18日(火曜) 夜
職場の関係でウチワをもらった。
さまざまな地区の「地キティ」が急増しているとは聞くが、ノベルティにも利用されていたとは。
サンリオもきっと儲かってるんだろうなと思う。この世のどこかにはきっと、キティちゃんで儲けた金で松坂牛を食ったり、ソープランドで豪遊したりしてる連中がいるんだろう。ちくしょう。
それはまァいいのだが、このキティはどうなんだろう。南国で日焼けしてるのは分かるが、キティちゃんの表皮って「毛」じゃないのか!? だったら、ヒツジやヤギを南国に連れてったら、こんがり小麦色のケダモノになるというのか。
キティちゃんの現実味を瓦解させるような真似はつつしんでほしいと思う。全国のチビッコたちの夢をこわさないためにも…。
って、夢をこわしてるのはぼくですか。そうですか。どうせならアトピーのキティとかも作ればいいのに。
6月17日(月曜) 夜
夕食にチンゲンサイの炒め物。
そういや小学生の頃、男友達の間で論争が起こったのを思い出す。男子の陰毛は「ちん毛」だが、では女子のはどう呼べばいいのかというわけである。
女性器の隠語が「オメコ」であることはぼくらも知っていたので、まずガキ大将の稲垣くんが提唱した。
「やっぱし『オメ毛』やろ」
この一言にみんな納得しかけたとき、長谷川くんが顔をひきつらせながら異論を唱えた。
「でもオメコってワギナのことやろ!? 女のちん毛はもっと上に生えてるやん!!」
性教育の授業で学習した知識を照らし合わせると矛盾が出てきたのだった。当時は「スイートスポットにも毛が生えている」ことなど知るよしもなく、とにかく「前のほうに生えている」ことだけがインプットされていたのだった(風呂場での母親を見ての情報である)。
思わずタジタジとなる稲垣くんに追い討ちをかけるように、隣にいた春本くんが勝ち誇ったように言い放った。
「ハセやんの言うとおりや! 前のほうに生えてるんやから、ワギナやなくてションベンが出るとこなんや!」
その瞬間、「女のちん毛」の名称は確定した。「ションベ毛」だった。
…という論争の後、ぼくらの間では「ションベ毛」がスタンダードとして用いられ続けた。小学校を卒業するまでずっと。
−−−
ぼくは私立の中学に進学したので、彼らのその後を知らない。でも、いったんスタンダードの座についた言葉は、いつまでもすたれないものである。ひょっとするとクラスメートたちは、今でも「ションベ毛」を使い続けているのかもしれない。
「菅野美穂のションベ毛ヌード、衝撃的だったよなァ」
あの頃は楽しかった。
…と、センチメンタルに幼少時代を回顧してみる。ぼくの「スタンド・バイ・ミー」体験である。
でもションベ毛。 おまけにコトの発端は、夕食のチンゲンサイ。
6月16日(日曜) 夜
カメラのフィルムを店に持っていったら、こっちの名前を一向に分かってもらえず往生した。
こういうのはよくあることなのだが(以前の日記にも書いた覚えがある)、今回はとくにひどかった。
「お名前をお願いします」
「名倉です」
「ハァ?」
「ナグラですが」
「マグラさまですか」
「ですから、ナ・グ・ラです」
「了承しました」
こんな押し問答のすえ、渡された引換券を見たら「ナプラ」と書かれていた。なんだよナプラって。どんな漢字書くんだ!? それとも不法滞在の外国労働者とでも思われたか。
めんどうなのでこのままでもよかったのだが、こんど受け取りに行くのが恥ずかしいので、手帳を見せて書き直してもらった。「ナプラさまですね!」なんて笑顔で返される身にもなってくれ。
ネプチューン名倉がレイプ疑惑で有名になったときは「これで聞き間違いから解放される!」と喜んでいたのだが、まだまだダメなようである。どうせなら銀行強盗でもして、もっと世間に名を馳せてほしいと思う。
6月15日 夜
おっと忘れてました。
今日は土曜日なので、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京祖父」。死にかけてる祖父の生前の記録を残すため、一念発起してみたレポートです。
ぼくは病人の祖父さえもネタにする礼欠冷血人間です。こんなヤツは何をやったってダメだ。
6月15日(土曜) 夜
昨夜は飲みに行ってたので更新できませんでした。
飲み会の席で、向かいに座っていた女性Yさんに「まつげ長いですよねー」とお世辞を言ってみたところ、思わぬ返事がかえってきた。
「わたし、マスカラつけてますから…」
マスカラつけてマスカラ。うわー。普段は澄ました顔してるクールな女性なのに、こんなベタな駄洒落を口走る人だったのか。
人間不信に陥りながらも「ご乱心ですか!?」と精一杯フォローしたところ、Yさんの表情が豹変した。「わ、違う違うっ!!」。
いくら気まずいからといって、「偶然の駄洒落」を装うのはやめましょうや。
−−−
そのあと、アダルトビデオの話題で場が盛り上がった。
女性陣から「アダルトビデオとか見るんですか?」と訊かれて「見ますよ」と正直に答える男ども。こうやって「性にオープンなオレ」を演出する姑息さにはまったくウンザリさせられる。
そうこうするうちに、話題はさらにコアな部分に。
「どんなジャンルのを見てるんです?」
「いや、とくにこだわりはないんですけどォ。でもレイプものだけは嫌いですねー」
うそつけテメエ。AVのこと喋ってるくせに、この期におよんでもポイントアップを狙おうというのか。ああ見苦しい。男なら「ボクってレイプものでしか興奮できないんですよねー」くらいの言葉を口にしろよバカ。
ちなみにぼくは、アダルトビデオなんて下劣なものは見る気にすらなりません。印象派の裸婦像が関の山であります。
ところで「レイプものの印象派絵画」ってのはどうでしょう。ルノアールのハードコア・レイプ絵画。
…ダメですか。そうでやんすか。
6月13日(木曜) 深夜
濡れた傘をそのまま放置してしまった。
おかげで、外は晴れてるのに傘はベショベショ。
午後からまた降るとの予報だったので傘を持って出たんだけど、朝っぱらから晴れてるのに、濡れた傘を手にして歩くのはなんとも恥ずかしゅうございました。
それとも傘を一本しか持ってないのがダメなのか。
−−−
今日はどうもダメなので、このへんにて失礼します。
6月12日(水曜) 深夜
会社のホームページ作成委員会に出席(ぼくは唯一のサイト作成経験者としてメンバーに加えられている)。
で、トップページをどういうコンテンツにしようかと議論していたところ、ある部署の人がぼくに耳打ちしてきた。
「ウチの部署はコンテンツに入れないでくれるかなァ。頼むよ」
こっそり話を聞いてみたところ、ホームページのせいで自分の部署への問い合わせが多くなったら、仕事が増えるからイヤだということだった。こういう向上心のない社員には共感するが、全ての部署を紹介することになっている手前、こっちも引き下がるわけにはいかない。
…というわけで「ダメですよ」「そこをなんとか」と不毛な押し問答を繰り返していたところ、相手から条件つきの譲歩案が提示された。
「どうしても載せるのなら、ウチの部署だけ小さい字にしてくれないかなァ」
ちょっと待て。別にダメとは言わないが、ほんとにそれでいいのか!?
彼の譲歩案を採用したら、トップページは以下のようなレイアウトになるだろう。
○○サービス事業部はこちら
△×営業部はこちら
□○開発部はこちら
○×企画部はこちら
×○ビジネス部はこちら
×△総務部はこちら
1コーナーだけ小さい字にしたら、ものすごく目立ってアクセスが集中するような気がするのはぼくだけでしょうか。
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えっつ!! ナンシー関さん逝去!? 茫然。
6月11日(火曜) 夜
電車に乗っていたら、隣で女性二人が喋っていた。
女1:「なんであんな男と付き合ってんの?」
女2:「たしかにあいつ、全然ダメだけど…」
女1:「ミカ、もっとプライド持たなくちゃ」
女2:「自分よりダメな男とつきあってるとプライド保てるんだって」
なるほどと思いました。
されどプライド。業界っぽく言えばライドプー。「もっとライドプー持たなきゃ」
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ぼくの父もスポーツに興味がない男なのだが、ひまなときはプロ野球中継なんかをよく見ていた。
それも「よーしガンバレ!」「いいぞ!」なんて言いながら観戦している。いったい何なのだと思って訊いてみたら、「オレは弱い者の味方やから、負けてるチームを応援してるのや」とのこと。こういうファンがいても選手はちっとも嬉しくないだろう。
そのくせ、応援してるチームが負けると悔しがっていたのを思い出す。弱い者の味方というより単なるマゾヒストである。
父はぼくを大切に育ててくれたが、その理由がすこし分かったような気がする。
6月10日(月曜) 夜
職場で「名倉さんってワールドカップとか興味なさそうだよね」と言われることが多くなってきた。
ヒネクれたい年頃なぼくは(ってもう28歳だけど)、こんな風に言われると意地でも見てやろうという気持ちになってくる。そう簡単にイメージどおりの人間になってたまるものか! ああ、自分でもイヤになるくらい単純だぜ!
…というわけで、本日はTVにかぶりつきでサッカー観戦。どうだ、思い知ったか!
でも気がつけば、選手の足毛の濃さばかりチェックしてました。
選手たちには「チェックしづらいからあまり走り回るな」と言いたい。
−−−
SF小説を読んでると、「宇宙人に捕獲された人間が標本にされる」なんて話をたまに見かける。
でも、どうして人間だけが捕獲されるんだろう。宇宙人なら、もっといろんな地球の産物を持ち帰ってコレクションするんじゃないだろうか。人間だけが〜 と考えるのは我々のエゴと言うべきである。
だから、もしぼくが宇宙人に採取されても、現地ではおそらく次のようなディスプレイになるだろう。
左から順に「ブロッコリー、子持ちししゃも、名倉、エアコン室外機、雑草」である。
是非ともコレクションに加わりたいと思う。 宇宙人のかた、この日記読んでますか?
6月9日(日曜) 夜
二日酔いでダウンしてました。それはさておき。
うちの近所にこんなガレージがある。
車体がおさまりきらないのでシャッターをおろすと車に当たる。そのままだとボディに傷がつくから毛布がかぶせてある。たまに見かける光景である。
ただ、この車の毛布は月に一度くらいの頻度で換えられる。道行く「ギャラリー」の目を意識して、まめに洗濯してらっしゃるようなのだ(我が家の毛布よりもよっぽど清潔に保たれている)。
で、写真の毛布も最近換えられたものなのだが、今までは暖かそうな柄だったのが、今回は夏っぽい素材がチョイスされていて微笑ましい。真夏にはレース生地になるかもしれない。今後が楽しみである。
ところで、このガレージがを作られた当初は軽自動車かなにかで、ちょうど納まっていたのだろう。でもオーナーの出世に比例して、車の長さも伸びていったト。車のはみ出しはオーナーの「ゆとり」を示しているのかもしれない。
ぼくも将来は、こういう形で「ゆとり」を誇示したいものだ。自転車にしか乗らないけれど、駐輪スペースからはみ出るくらい長い自転車を買えるようにがんばろうと思う。
6月8日(土曜) 深夜
読者のかたと飲んでました。
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さて本日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京モノ」。ぼくが普段使っているモノ達を一挙、紹介してみたつもりです。
もう、言い訳はしません。すみません。
ぼくはこんな獣です。いてこますぞ。死んでイモでも食え。
6月7日(金曜) 深夜
寝てるときに蚊に悩まされる同僚が増えている。
だが、ぼくのアパートは今のところ蚊とは無縁である。ざまみろ。
…と思ったが、考えてみると、ぼくは蚊も敬遠するような場所に住んでいるのかもしれない。
蚊に刺されるというのは遠まわしな「ステイタス自慢」なのか。畜生。
−−−
夏のボーナス減額が決定。
いままで基本給の2ヵ月分だったのが、1.8ヶ月分に減らされるというのである。
これを聞いた上司たちは怒りをあらわにしていたが、ぼくは基本給が安いので減額も大幅に少なくてすむ。非常に得をした気分である。いよいよ運が向いてきたか。
このまま夏のボーナスが廃止になれば、ぼくのアドバンテージは最高潮に達する。まったく幸せな人生である。
6月6日(木曜) 夜
ワールドカップはとてもいいことだと思う。
ただ、サッカーには謙虚さやレティセンスが欠けるようにも思う。なにしろ相手のゴールに球を蹴り込み、自分のチームが勝つことのみに邁進するのだ。いささか野蛮な印象を受けるのも無理からぬ話である。
そこで提案したい。「謙譲サッカー」というのはどうか。
謙譲すなわち、へりくだり。自分のチームをいかに負けさせるかという美徳精神を競うのである。
などと書くと「そんなの競技にならねえよ!」「ディフェンスもせず突っ立てるだけになってツマラナイよ」とおっしゃる向きもあるだろう。が、これは違うと言いたい。自分のチームをおとしめるには、自殺点(オウンゴール)を激しくキメ続けなくてはいけないのだから。
すると敵チームは「そんなに自分を責めないでください!」と、相手チームの自殺点を阻止しにかかる。謙譲サッカーにおいては、相手の自殺点が増えると自分チームが不利になるのだから当然である。
「早くオレにシュートしろ!」と叫ぶキーパー(素早くボールをよける技術が要求される)。自陣のゴール目指して疾走する選手。それを阻止し、なんとか自分側のゴールにボールを引き戻そうと躍起になる敵チーム。
すさまじい謙譲競争が繰りひろげられるのだ。これだったら立派な競技になるんじゃなかろうか。
…と書いてて気づいたが、これって本来のサッカーとほとんど同じである。
実生活での「謙譲」にも、これに似たところがある。
6月5日(水曜) 夜
会社の近くに高校があり、運動部の連中がよく筋トレなどに励んでいる。
本日の会社帰り、歩きながら大きなあくびをした瞬間、必死で腕立て伏せしてる生徒と目が合って気まずかった。
なんだか申し訳ないので、あくびし終えたあと、キリッとした顔をしておきました。
−−−
「中国で本当によく飲まれているのは緑茶です」とう風なCMを最近よく見かける。
いままで中国といえば烏龍茶ばかりが取り上げられてきたが、実際には違うんだよというわけである。同じメーカーが数年前には「中国四千年の烏龍茶」なんて言ってたくせに。こいつは一杯くらわされましたな!
ちょうど時期よく、中国旅行に行ってきたという知人がいたので実情を訊いてみた。
「中国人が飲んでるお茶はどんなのだった?」
答えは単純明快だった。
「みんな日本製の烏龍茶か緑茶を飲んでましたよ。サントリーとか。日本製品が人気あるんでしょう」
本場中国では「日本製の中国茶」が飲まれているようである。CMに偽りなさすぎ。JAROもギャフン。
6月4日(火曜) 夜
ぼくは日によって気分のムラが大きい(と自分では思っている。たいていの人がこう思ってるような気もしますが)。
調子が出ないときは何事にもやる気が出ず、ただひたすら時間が経つのを待ってるだけ。仕事も趣味もおっくうになり、しまいには寝るのも面倒になってくる始末である。
いっぽう、たまに調子が出ると、「今日はシャキッといてこましたるで!」なんて思ったりもする。仕事にも瞬間風速的にがんばり、上司から「今までいかにサボッていたかがよく分かったよ」と叱られるのはこんなときである。
しかし困るのは、こういう気分のムラによる影響が時間差で押し寄せてくる場合だ。
たとえば洗濯物。
ダルい日にかぎって限界までたまっているので洗濯機に放り込むのだが、いざ干す段になるとおっくうで仕方ない。で、ロクにしわも伸ばさずに干す結果、乾く頃には猛烈にしわくちゃなシャツになっている。
目覚めたらめずらしく調子がよく、「よーし今日はシャキッと出勤するぞ!」と気合を入れるも、ワードローブにはしわくちゃのシャツばかり。やる気など瞬時にして霧散、心底なさけない気分になる一瞬である。
ベースラインに引き戻す力の大きさに唖然とする。エントロピーの法則を実感するひととき。
6月3日(月曜) 夜
顕微鏡を見るために、定時きっかりに仕事を切りあげて帰宅。ホンモノの馬鹿だ。
で、さっそくタマネギをスライスして(というか薄い膜をプレパラートに貼りつけて)のぞいてみました。嬉しいので画像も紹介してみます。
「いいなァ。タマネギってやつは、どこか憎めないんだよなァ。細胞膜もかわいいし」
…世間はワールドカップ真っ盛りだというのに、一人でタマネギばかり覗き込んでるぼく。
−−−
どうでもいい画像ばかりアップしてどうもすみません。まったく親バカなもので(ぼくはタマネギの親なのか)。
罪滅ぼしのために、ぼくの精子画像を公開してみます。
すみませんウソです。さすがに小っ恥ずかしいので載せません。
上の写真は「グミのりん毛」の画像(顕微鏡に付属してた)。自分の精子がこんな奇抜なシロモノだったら、いまごろショックで寝込んでるだろう。
というわけで、ますますワケのわからない日記になってきましたが、今回はこの辺で。
6月2日(日曜) 夜
顕微鏡を衝動買いしてしまった。
おかげで今日は、いろんなモノを顕微鏡で観察してるうちに一日が終わってしまいました。このことを両親が知ったら、勉強熱心な子に育ったといってさぞ喜んでくれるだろう。オレ28歳。
おまけに観察したものといえば、鼻毛とか精子とか綿ぼこりとかなんですが。
明日はタマネギを買ってきて断面を見よう。楽しみだぜ。
−−−
それにしても近頃、めっきり暑くなってきましたね。
おかげで、窓を閉め切って部屋を出ると、帰宅したときに暑くてたまらない。
防犯のことを考えるとちゃんと閉めたほうがいいのだが、ぼくの部屋は5階である。これならベランダを開けて出ても大丈夫なのではないだろうか。
…という誘惑に耐えかねてここ数日、ためしにベランダの窓を開けて外出してみたわけです。したらば結果は全く問題なし。空巣が入った形跡も見当たらない。
嬉しかったので、このことを知人に話してみた。
ぼく:「窓を閉め切って外出すると暑いでしょ」
相手:「そうですねえ」
ぼく:「そこでここ数日、実験的にベランダを開けて外出してるんですよ」
相手:「あのねぇ…。実験的にってなんです? 結果が分かったときには強盗に入られてるかもしれないんですよ」
ぐっ。言われてみれば確かにその通り。なにがどう「実験的」なのか、自分でも分からなくなってきました。
首を吊ったら本当に死ぬのかどうか、実験的にためしてみるのも一興か。
6月1日(土曜) 深夜
豚肉があまっていたので、茹でてゴマダレをかけて食べました。
ポークの湯フォンデュ。我ながら洒落た夕食である。
−−−
職場の同僚Sさん(女性)が先日、ズボンの裾を片方だけ折り上げてはいていた。
いつも小ぎれいにオシャレしてる女性なので「最近はこういうのが流行ってるんですか」と褒めてみたら、ものすごい形相で怒られた。「どうしてそんな嫌味しか言えないんですか!」「裾が折れるくらい、たまにはありますよ!」。
ちがうちがう。ぼくはファッションに疎いから、変わった格好をしてる人を見ると流行なのかと思ってしまうんである。「洋服のセンスに関する自信のなさ」には自信がある昨今、メンズテノラスのバックプリントTシャツを見ても「レトロブームか…」と思うだろう。
ちなみにぼくは、自信がないので「いまどきのブランド」の服を買うことにしています。
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さて本日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京鳳凰」。10円玉で有名な宇治の平等院をたずねてきました。
京都らしいことをやろうとすると無理が出てくるのを痛感しています。「観光」が性に合ってないことを改めて実感しました。次回からは日常に帰ろうと思ってます。
箸にも棒にもかからないコラムですが、よろしければご覧ください。